発音に泣いた人・・・現地でのエピソード②
さて、今日は3年前にいらしていた「あめりか英語 発音くらぶ」の生徒さん、K.Tさんのエピソードです。
海外旅行が大好きな彼女がニューヨークに行かれた時、Cafeでのオーダーの際問題が……
『ホワイト モカ』が大好きな彼女は、『ホワイトモカ,please.⤴』と注文。すると What？と返って来たので、『ホワイトモカ』 『ホワイトモカ』を連呼。『何度言っても通じす゛やむなくメニューを変更することに……
自分の発音のどこがおかしかったのかわからないまま帰国。発音の重要性を実感された彼女は「発音くらぶ」の門を叩かれたのでした。
そこで 事情を聞かされた私は早速、 「White Mocha」= 「ウォアイ モゥカ」とご指導させて頂きました。
語頭の子音 wh は 今現在〔フォウォッ〕でも〔ウォッ〕でもどちらの発音でも大丈夫です。正しくは〔フォウォッ〕、一般的には〔ウォッ〕。母音は i 〔ai〕 後ろの t は破裂音の消滅で消えますので、ウォアイ。ただし、t の音は消しても舌先を上の歯茎の土手に強く当てて下さい。そして Mocha の母音 o は 〔オゥ〕という母音、最後の母音 a は 〔ə〕弱いアと呼ばれている母音。なので モゥカ という発音になります。
彼女も習得が早い方でしたので、ばっちり習得されて子音母音がどう間違っていたのかしっかり理解して頂きました。
そしてK.Tさんは再びアメリカサンフランシスコに旅行に行かれたのです。(羨ましいですね～) 本当は オーストラリアに行きたかったそうなのですが 私が「風水では 南は凶方位」と余計な事を言ったものだから、急遽サンフランシスコに変更されたのです。K.Tさんごめんなさい。
実はそのサンフランシスコのCafeでは、White Mocha のオーダーが一発OK!!! そうなんです。 K.Tさんが「ウォアイ モゥカ」と発音されたので、ばっちり通じた訳です。
ご本人は一発で伝わったことをとっても喜ばれていて、こちらまでうれしくなってしまいました。
現地に行って一番感じるのが発音の壁。
「たかが発音 されど発音」 「発音を侮るものは 発音に泣く」
日本人で発音を勉強する人たちの間でいつしか出来たことわざです。
あめりか英語 発音くらぶ
磯部久美子
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