男子バレー金メダル「震えた日」BSフジ

くみこのギャラリー

2015年08月26日 14:10

 先日 BSフジにて The Game 「震えた日」  というタイトルで 懐かしいミュンヘン五輪での 男子バレーボールの金メダルを取るまでの 
軌跡 秘話 などを 「森田」 「大古」 「嶋岡」 の3選手 のインタビューを交えながら 放送されました

 私と同年代の日本人にとって 多感な時期に 彼らの見せてくれた サクセスストーリー は あまりにも 鮮やかで 強烈で 心に届く 快挙
だったんです

 あの松平康隆監督が なぜ あれほど 全日本男子バレーボールの金メダル獲得という目標に 傾注出来たのか いや~ こだわった といった方が 妥当でしょう

 その謎が この番組を見て やっと解けました 松平監督は 愛する長男を わずか11歳で亡くされていて 息子さんは お父様が率いる 全日本チームが オリンピックで金メダルを取る事を ずっと応援し 待ち望んでいらしたそうです

 お仏壇には 息子さん手作りの 紙で出来た 筆箱が置かれていました そのフタには 日の丸を真ん中にした 3本の国旗が書かれていて 松平監督は その筆箱を肌身離さず 持っていらしたそうです 

 金メダルは ご自分の夢でもあり そして 何より 亡くなったわが子の夢 だったんですね! 当時 「松平一家」 と呼ばれたように ミュンヘンの12人のメンバーが わが子のような存在だったのかもしれません

 他にも 南選手の白いユニフォームに 血がにじむほど練習した フライングレシーブが 準決勝で大苦戦した ブルガリア戦で 大逆転勝利に導いた事 や オリンピック直前に 監督の徹底した管理主義に抵抗して 選手が辞めると言い出し チーム崩壊の危機があった事 など

 初めて知った事実に驚きました 今のアスリートに 彼らと同じ事をさせたら 全員辞めてしまうかもしれません その時代 時代で 能力を高める方法 選手の管理方法 は 変わって来るでしょう

 でも 40年以上前 松平監督が 日本中歩き回って 背の高い少年を探すところから始まり 10年計画で 弱小チームを世界の頂点まで鍛え上げた事実は 日本のスポーツ史に大きく 名を残したと思います

 そして それを見届けた 日本人の個々の人生にも 生きる力を与えてくれたと思います

 松平監督 斉藤トレーナー 中野コーチ そして 12人の選手の皆さん

 ありがとうございました            あめりか英語 発音くらぶ